隙のない予想でまさに的中をロックオン!と謳っているのが、さまざまな視点から買い目を提供している『競艇ロックオン』だ。見た目のデザインは今風な感じが漂っているが、会員数が軒並み伸びないと噂されている。悪徳グループとの関連も疑わしい競艇ロックオンについて、早速検証していこう。
競艇ロックオンは悪質予想サイトか?サイトを徹底検証
競艇ロックオンは「2021年5月18日」にドメインを取得している比較的新しい競艇予想サイト。短期間で「特定商取引法に基づく表記」の住所を変更しており、以前は東京都渋谷区のレンタルオフィスを記載していた。
この住所が悪評名高い「競艇ファンタジスタ」と同じ住所であったため、現在の東京都豊島区の住所に変更したのだろう。この住所を改めて調べてみるが、こちらもレンタルオフィスがヒット。
さらにIPアドレスを検索してみると、数々の類似するサイトが見つかった。
舟王や皇艇など既に悪徳グループとして認定されているサイトと同じグループである可能性が極めて高い。
短い期間でレンタルオフィスを移動している点、数々の悪徳予想サイトと共通点が多いことから、競艇ロックオンもその一味であると予測できる。もちろん法人データバンクには「競艇ロックオン事務局」など登録されていないので、会社自体が存在していないと考えて間違いないだろう。
競艇ロックオンのトップページを検証
競艇ロックオンのトップページはまさに「獲物を逃さない=ロックオン状態」をモチーフに作られている。全体的には今時のデザインだが、下に移動していくにつれ不穏な空気が漂っていた。
ここで検証していくのは、以下の5つの項目。
検証ポイント
・非会員ページ
・会員ページ
・競艇ロックオンの提供プラン
・競艇ロックオンの登録方法
・競艇ロックオンの登録特典
早速競艇ロックオンのトップページを非会員・会員それぞれのページから検証していこう。
非会員ページを検証
競艇ロックオンのトップページを開くと、競艇選手がロックオンされているかのような画像が目に飛び込んでくる。この部分だけを見ると若者ウケしそうなイメージだが、中央に進むにつれて怪しい雰囲気に変わっていった。
この予想サイトのポイント
・ポイント1:サイト上部のみは若者ウケしそうなデザインである
・ポイント2:プロ集団からの声には一つも根拠が記載されていない
・ポイント3:やたら大きい文字で誤魔化している部分が多い
・ポイント4:札束画像や暗闇の中に浮かび上がる人物画像がサイトの質を落としている
黒の背景に謎のプロ集団5人からの怪しい声が載っており、どうやらこの声の主が予想を提供しているプロ集団らしい。結局いっていることには根拠がなく、偉そうな口調だけがやたらと鼻につく。
データ班やレーサー班は分かるが、サイトのサポート班や投資プランナーの意見は必要なのだろうか?途中から使用されている札束画像の背景や暗闇の中に浮かび上がるプロ集団のデザインが、サイト全体の質を落としているのが非常に残念だ。
会員ページを検証
会員ページは非会員ページに比べてシンプルな競艇予想サイトといったイメージだ。サイト名にもなっている「ロックオン感」はまったくなく、ありきたりな競艇選手の画像が背景に使用されている。
トップ画面には各種有料プランに飛べるリンクが設定されており、これといって特別なコンテンツも用意されていない。中央にその日開催されるレースの一覧が並んでいるが、すべてのレースに有料プランが適用されるわけではないので利用する人も少ないだろう。
地区別に行われる「ロックオン予想」の開催日もカレンダーになっているため、サイト全体に内容が詰まり過ぎている。さまざまな色を使用し過ぎているのも、サイトを使いにくくしている原因の一つだ。
競艇ロックオンの提供プランを検証
競艇ロックオンで提供されている有料プランは全部で5種類。お試しプランでも150ptかかるため、初回登録時のポイントのみでは利用できない。
初回登録時からとにかく「ロックオン予想」というプランを推奨される。このプランの厄介なところは、価格変動制というシステムを導入している部分。
担当する予想師や精査状況、適正から目標金額や参加費用を設定するため、その都度価格や参加枠が変動するとのこと。つまり、このレースに参加したいと思っても突然参加費用が高騰する恐れがあるのだ。
担当する予想師や適性は、サイト側の勝手な都合ではないだろうか?サイトの都合で頻繁にプランの内容が変動するのでは、ユーザーもたまったものではない。
競艇ロックオンの登録方法
競艇ロックオンに登録するには、LINEの友達追加をしなければならない。メールアドレスでは登録できないので、あらかじめLINEに登録しておこう。
サイト上部と下部に用意されている「無料予想はコチラ」のボタンをクリックすると、友達追加の申請ページへと誘導される。そのまま認証すれば登録完了だ。
友達登録すると競艇ロックオンの友達人数、つまり会員数も閲覧可能。最近になってようやく1,000人超えたようだが、しばらく二桁の状態が続いていた。
あまりの会員の少なさに人数をどうにか捏造した可能性も疑える。いずれにしても1年以上サイトを続けていて会員数1,000人あまりでは、人気のないサイトといって間違いないだろう。
競艇ロックオンの登録特典
競艇ロックオンに登録すると自動で100ptが付与される。「1pt=100円」の計算なので、実質10,000円分のポイントプレゼントだ。
他に特典といえるのは「安心の不的中補償」というものだが、このトリックに騙されないよう注意してほしい。適用されるのは750ptから1,100ptの厳選プラン。そして、価格変動制システムが導入されている「ロックオン予想」のみ。
1レース不的中であれば100pt返還、2レースの場合は200pt返還となるが、仮に1,100ptのプランで2レース分返還されても実質800ptは使用している計算である。一見お得のように見えるが、80,000円損していることを忘れないでおこう。
競艇ロックオンの無料予想を検証
競艇ロックオンに登録すると、毎日デイ・ナイター2回の無料予想が閲覧できるようになる。会員数が異常に少ないサイトだが、その原因は予想の質が低いからなのだろうか?
デイ・ナイター両方の予想を無料で提供してくれるのはありがたいことだが、的中しなければ意味がない。早速競艇ロックオンの無料予想を検証していこう。
7月18日の無料予想
7月18日に公開された競艇ロックオンの買い目は以下の通りだ。
競艇ロックオンで公開された7月18日のレースがこちら。このレースの直前情報も併せてご覧いただこう。
A1・A2級選手に的を絞って軸選びをしているようだ。大穴は期待できないが、大きく外すことのないよう予想を提供していることが分かる。
次にこのレースのオッズについても見ていこう。
このレースのオッズは一番低いところで6.4倍、最大では30.5倍だ。1点1,000円の固定ではなく買い目によって投資金額を変えている。
トータル的には6点で10,000円。的中すれば16,000円から最大36,300円の払い戻しが期待できるので、低いオッズでもマイナスにはならない。
すべて計算通りなら素晴らしいが、結果はご覧の通り。
実力のある1号艇と5号艇に目をつけたまではよかったが、3号艇の動きは予測できなかったらしい。レーサー班が語っていた「展開ひっくり返るなんてしょっちゅうだよ」という言葉を思い出した。
妥協を許さないプロ集団は、今回のレース展開をロックオンできなかったのだろうか?このようなお粗末な結果が続くのであれば、会員数がなかなか増えないのも納得である。
10月20日の無料予想
検証2回目となる10月20日に公開された競艇ロックオンの買い目は以下となる。
競艇ロックオンで提供された10月20日のレースがこちら。このレースの直前情報も併せてチェックしていこう。
インコースの1号艇とA1級選手の3号艇を軸に選んでおり、インコース有利と実力が上回る展開の2つから的中を狙っているようだ。確実な的中を重視しているため、穴狙いの予想は提供していない。
次にこのレースのオッズについて見てみよう。
このレースのオッズは一番低いところで9.7倍、最大では34.9倍だ。オッズによって投資金額を変更しているため、一番低いオッズでも決してマイナスにはならない。
点数は1点1,000円から2,500円で振り分けられており、6点で10,000円。的中すれば20,250円から最大34,900円の払い戻しが期待できる。無料予想でこの払い戻しであれば、十分に満足できる結果が得られるだろう。
プロ集団が予想したレースの結果はご覧の通り。
1号艇と3号艇の動きは確かに悪くなかった。ただ、結果を見ると3着の予想はまったくかすってもいない。
いつになったら無料予想で的中レースをロックオンしてくれるのだろうか?そもそも妥協を許さないプロ集団など、存在しないのではないかと疑問さえ感じる。
このような予想を提供しているようであれば、会員数が増えるどころかこのサイトが閉鎖する日も近いだろう。
12月6日の無料予想
続いては12月の検証だ。しばらく時間が空いているが、予想の質は変わったのだろうか?12月6日に公開された競艇ロックオンの買い目は以下となる。
競艇ロックオンで提供された12月6日のレースがこちら。このレースの直前情報も一緒に確認していこう。
実力派のA1級選手が揃ったレースとなるため、素人では予想が難しい。競艇ロックオンはインコースの1号艇が逃げ切ると予想しているようだ。どのような理由で選手を絞ったのか、予想家の見解が気になる。
次にこのレースのオッズについて見ていこう。
このレースのオッズは一番低いところで14.1倍、最大では31.8倍だ。無料予想ということもあるが、穴狙いの予想は提供していない。
点数は1点1,000円から3,000円で振り分けられており、6点で10,000円。的中すれば24,600円から最大60,800円の払い戻しが期待できる。ユーザーもそろそろ的中する喜びを体感したいところだろう。
プロ集団の予想は当たるのか?結果はご覧の通り。
予想の中に入っていた選手の中で上位に組み込んだのは、5号艇のみだった。注目する選手を完全に読み間違っている。
妥協を許さないプロ集団は、一体何を根拠に予想したのだろうか?この結果を見る限り、予想を提供しているのは間違いなく素人だろう。
レース選びから選手の動きまで読み間違っているのだから、今後も競艇ロックオンの予想はまるで期待できなさそうだ。
1月10日の無料予想
2023年に入ったので、改めて無料予想を検証してみた。1月10日公開された競艇ロックオンの買い目は以下となる。
競艇ロックオンで提供された1月10日のレースがこちら。このレースの直前情報も一緒にチェックしていこう。
インコースの1号艇とA1級選手の5号艇を軸に選んでいる。実力が上回るレース展開になると読んでいるのか、3号艇や4号艇は予想にも入っていない。注目選手の中でも5号艇が好調だと読んでいるようだ。
次にこのレースのオッズについて見ていこう。
このレースのオッズは一番低いところで16.2倍、最大では92.3倍だ。比較的オッズが高いのは、それだけ予想が難しいレースだからに違いない。
点数は1点500円から3,000円で振り分けられており、6点で10,000円。的中すれば46,150円から最大77,750円の払い戻しが期待できる。ユーザーもそろそろプロの予想で、的中を実感したいところだろう。
注目選手はどのような動きを見せるのか?結果はご覧の通り。
軸選びはまあまあだったが、実際に的中には至らなかった。注目度の高かった5号艇は、3着以内にも入っていない。
2023年に入っても妥協を許さないプロ集団は不在のようだ。予想の質が変わらない限り、有料プランも期待できないだろう。
競艇ロックオンの的中実績を検証
競艇ロックオンの非会員ページでは、的中実績が常に右から左に流れているのでしっかりと閲覧できない。会員ページでは的中実績のコンテンツが用意されているが、どこまで本当の実績なのだろうか?
的中実績のすぐ下には、何だか言い訳のような文章が小さく記載されていた。気になる文章と一緒に早速的中実績を検証していこう。
的中実績の整合性
会員ページにある的中実績のコンテンツを覗いてみたが、そこには4日分の的中実績しか残っていなかった。その他の過去のデータはすべて削除されてしまっている。
ここで的中実績の一番下に気になる文章を発見!書かれている内容に注目してみてほしい。
掲載の的中実績は、あくまでも推奨金額通りに買い目を購入した場合の成績だと説明している。ただし、競艇ロックオンが提供する有料プランは提供数や推奨投資額も曖昧なものばかり。
中でも「価格変動制」システムを導入しているロックオン予想では、条件に縛りがないため何とでもいえるのだ。言い訳が多く用意されている点から見ても、的中実績を捏造している可能性はかなり高いと考えてよいだろう。
まとめ
競艇ロックオンを詳しく検証してみたが、悪徳グループサイトが作った新サイトと見て間違いないだろう。内容の薄さから見ても、会員数がなかなか伸びない理由がよく分かる。
サイト一押しのプランが「価格変動制」というよく分からないシステムで、その都度かかるポイント数が変わってくるのだ。これではユーザーも安心して利用することはできない。
安心して競艇を楽しむなら価格変動などない、料金がしっかり表記されている優良サイトを利用しよう。