悪評が止まらず、退会者が途絶えない予想サイトが『ボートスター』だ。外見は凝った作りに見えるサイトだが、中身を見ると平凡で内容が非常に薄い。これだけ退会する人が多いのには、他にも理由があるのだろうか?ボートスターが悪徳予想サイトなのか、早速検証していこう。
ボートスターは悪質予想サイトか?サイトを徹底検証
ボートスターは、2020年9月にドメインを取得している比較的新しい予想サイトだ。一般的な予想サイトと変わらない情報が記載されているが、どこまで本物なのだろうか?
表記されている住所を検索してみると、ヒットしたのは銀座にあるバーチャルオフィス。登記するためだけに借りるなら、月1,650円で借りられる格安のバーチャルオフィスである。
さらに調べてみるとこの住所は、既に悪評名高い
ドリームボートと同じ住所だった。国税庁のサイトで調べると同じフロアの会社が大量にヒットする始末。
一つのフロアでどれだけの会社が一緒に仕事をしているのだろう。いずれにしてもバーチャルオフィスを表記するのは、悪徳予想サイトがよく使う手口である。
IPアドレスから見てもドリームボートと運営社が一緒なのは一目瞭然。既に悪徳予想サイトと噂されているドリームボートと同じグループであるなら、ボートスターも黒の可能性が極めて高いと考えて間違いない。
ボートスターのトップページを検証
ボートスターのトップページは、競艇と宇宙をモチーフに作られている。デザインだけを見れば何となく期待もできそうだが、いざ書かれている文章を読んでみると、非常に内容が薄い。
果たしてボートスターのトップページは、非会員と会員で大きな差があるのだろうか?それぞれを見比べながら、徹底検証してみよう。
非会員ページを検証
ボートスターのトップページは、名前の通り流れ星や宇宙をモチーフにしている。その中にボートレースの画像を組み込んでおり、見た目的にはなかなかのデザインだ。
下にスクロールしていくと他の予想サイトとは違う部分を説明しているのだが、ほとんどのサイトを「悪徳競艇予想サイト」呼ばわりする始末。肝心な違いについての説明は、人材の知識量と独自の予想AIシステムを語るだけ。
この予想サイトのポイント
・ポイント1:サイトのデザインにはこだわりを感じる
・ポイント2:見た目とは裏腹に内容が薄い
・ポイント3:他サイトを悪徳予想サイト呼ばわりしている
・ポイント4:全体的に強気な文言が目立つ
この2つが的中率に繋がる根拠は一切掛かれていないので、ただの悪口だと言われても仕方がない。まさに口の悪さは天下一品だ。
全体的に見てもかなり自信満々で強気な文言が並んでいる。これだけユーザーの期待値を上げてしまって本当に大丈夫なのだろうか?
会員ページを検証
会員ページも非会員ページの構成と大きな違いはない。背景画像などもまったく同じで、そこに必要最低限のコンテンツが並んでいるだけだ。
トップページには有料プランの一覧が並んでおり、すぐにでも課金してほしい気持ちが強く表れている。あれだけ非会員ページで強気な発言をしているのだから、登録した人は一番上にある初回限定を利用してしまう可能性も高いだろう。
悪徳予想サイトとしては上出来な作りだが、これで予想がボロボロであればユーザーも黙ってはいない。有料プラン一覧の下には、ご丁寧にポイント購入のリンクが設置されていた。
非会員ページに比べると説明もぐっと少なくなり、さらに内容が薄いサイトであることが分かってしまう。
ボートスターの提供プランを検証
ボートスターで提供されている有料プランは全部で9種類。他サイトに比べるとやや多い印象を受けるが、これまた分かりにくいプランばかりである。
まず、それぞれのプラン名が意味不明。「エリアアルファ」「エリアガンマ」「エリアベータ」と言われてもさっぱりイメージが湧かない。
初回限定で利用できるプランは3つとなるが、ポイント補償付きは1つのみなので注意しよう。最安値のお試しプランでも180pt必要なので、登録時に貰えるポイントのみでは利用不可。
登録した人の多くが強気な文章に誘われて、ポイント補償付きの初回限定プランを利用してしまいそうだが、ここは冷静に無料プランを試してから判断してほしいところだ。
ボートスターの登録方法
ボートスターへの登録方法は至ってシンプルだ。「無料新規入会登録はコチラ」に希望のアドレスを入力してクリックすれば、折り返しアドレスに本登録への案内が届く。
高確率で迷惑メールフォルダーに振り分けられるので、届かない場合はそちらをチェックしてみよう。他にも各種SNSから登録できるが、その下に記載されている注意事項に目を向けてみてほしい。
「メールアドレス・ニックネーム以外の情報は取得いたしません」と、わざわざ書かれているのだ。他サイトではあまり見られない注意事項であり、返って怪しさを感じる。
危険を回避するためにもボートスターへの登録は、フリーアドレスを使用するのが無難と言えるだろう。
ボートスターの登録特典
ボートスターに登録すると、すぐに利用できる1万円分のポイントが付与される。悪徳予想サイトに多い特徴だが、登録時に貰えるポイントのみでは有料プランに参加することはできない。
他にも「登録料・月会費永久無料」「毎日無料予想を公開」が特典とされているが、わざわざ特典にするほどの内容ではないだろう。ここで注意して欲しいのが一番下に記載されている「的中補償あり」の文字だ。
登録しても利用できるポイント補償付きのプランは、たった1つ。さらにこのポイント補償は、初回1限りが有効となる。
いかにも全プラン使用できるように記載するのは、悪徳予想サイトならではの特徴だ。くれぐれも卑劣な罠に騙されないよう注意しよう。
ボートスターの無料予想を検証
ボートスターに登録すると毎日2回、デイレース・ナイターの無料予想に参加できる。想定投資金額は10,000円と記載されているが、目標金額は設定されていない。
1レース3~10点の買い目を提供してくれるらしいが、果たして的中するのか?実際にボートスターが提供する買い目通りに購入して、無料予想の的中率を検証していこう。
6月21日の無料予想
6月21日に提供されたボートスターの買い目が以下となる。
提供された買い目に対して実際行われた6月21日のレースはこちら。このレースの直前情報も一緒にチェックしていこう。
A1級選手でインコース寄りの2号艇をすべての軸に選んでいる。無難な予想ではあるが、ところどころに穴狙いの4号艇と5号艇を組み込んでいるようだ。
では次にこのレースのオッズも確認してみよう。
買い目に対するオッズは一番低いところで12.1倍、最大では50.0倍。点数はすべて1点1,000円なので、一番低いオッズでも的中すればマイナスにはならない。
見事的中すれば12,100円から最大50,000円の払い戻しとなる。無料予想なのでマイナスにさえならなければ、サイトの信用性としても十分だろう。
期待したレースの結果がこちら。見事に惨敗。
一番人気の2号艇を軸にしているまでは良かったが、実際に的中には至らなかった。「ボートスターは無料予想も決して妥協しません!」と謳っていたが、このレースだけ手を抜いてしまったのだろうか?
トップページでは仕切りに他の予想サイトとは違うことをアピールしていたが、この結果では他のサイトと似たり寄ったりである。
ボートスターの的中実績を検証
ボートスターでは登録前から的中実績を閲覧できる。初回限定コースの的中実績ばかりが目立っているが、果たして本物の的中実績なのだろうか?
悪徳予想サイトで公開されている的中実績はほぼ自分たちで捏造しているものばかり。これまで検証してきた悪徳予想サイトと類似している点があるかじっくり検証していこう。
的中実績の整合性
ボートスターの的中実績ページを見てみると、やたら初回限定プランの成績が目立つ。他のプランの的中率が低いだけなのか、初回限定プランを購入させたいのか、このような疑念を抱いてしまった。
案の定、過去の的中実績はすべて消されており、閲覧できるのは直近の数日間のみ。ここでも過去のデータは見られたくないのかと、さらなる疑念を抱いてしまう。
プラン名・レース名・獲得金額のみでは、いくらでも捏造し放題だ。真実味を出すなら少しはどういった経緯でこのような予想ができたのか、説明を加えるべきではないだろうか?
他の悪徳予想サイトと何ら変わりない的中実績では、運営が捏造していると言われても仕方がないだろう。
まとめ
ボートスターの実態を検証してみると、退会者の勢いが止まらない理由が分かった。他の予想サイトをけなしておきながら、中身は何ら他のサイトと変わりはない。極めて黒に近いボートスターのように、他を蹴落として成り上がろうとするようなサイトには十分注意しよう。