冒頭から感謝の声が並んでおり盛況ぶりをアピールしているのが、スピード感を売りにしている『SIX BOAT』だ。他の予想サイトに比べるとシンプルな印象を受けるが、このサイトは悪徳予想サイトなのだろうか?捏造だらけと噂されているSIX BOATについて早速検証していこう。
SIX BOATは悪質な予想サイトか?サイトを徹底検証
SIX BOATがドメインを取得したのは「2020年8月21日」だ。トップページに堂々と載せられているお客様の声は「2020年1月~6月」と書かれているので、早速運営歴を捏造しているのが分かる。
表記されている東京都港区の住所を検索してみると、レンタルオフィスがヒット。以前は渋谷区の住所を表記していたが、こちらもレンタルオフィスであることが判明。
どちらの住所も部屋番号を記載していないため、本当に契約しているのかさえも疑わしい。他にもIPアドレスや電話番号を調べていくと、既に悪徳予想サイトと認定されている
「競艇神風」と限りなく一致しているのが分かった。
法人データバンクに「SIX BOAT運営事務局」の登録はなく、この時点で実在していない会社であると判断できる。いきなりトップページから堂々と運営歴を捏造しているサイトなので、極めて悪徳予想サイトの可能性が高いと考えて間違いないだろう。
SIX BOATのトップページを検証
SIX BOATは「スピード感」をモチーフに作られているサイトだが、全体的にはシンプルでこれといった特徴が見られない。果たして非会員と会員では、サイトの作りに違いが見られるのだろうか?
ここで検証する5つのポイントは以下の通り。
検証ポイント
・非会員ページ
・会員ページ
・SIX BOATの提供プラン
・SIX BOATの登録方法
・SIX BOATの登録特典
既にコピペ感漂うSIX BOATのトップページについて、早速検証していこう。
非会員ページを検証
SIX BOATのトップページは他の予想サイトに比べて、非常にシンプルなデザインだ。薄いブルーの背景に女性がスマホを眺めている画像と競艇選手が載せられている。
スマホを覗く女性画像がメインとなっているため、第一印象はマッチングアプリに見える。何よりもまず「感謝の声」を載せていることから、相当この文面をユーザーに見てもらいたいのだろう。
この予想サイトのポイント
・ポイント1:シンプル過ぎて特徴がない
・ポイント2:メインに使用している画像がマッチングアプリに見える
・ポイント3:独自の情報ルートのみで詳しい根拠が書かれていない
・ポイント4:全体的にオリジナル性がない平凡なサイトである
SIX BOATの予想はレース選定に自信を持っているとのこと。悪徳予想サイトによく見られる「独自の情報ルート」を利用することで、万舟のレースを見抜けると説明している。
あとは的中実績を載せているだけなので、オリジナル性のない平凡なサイトと考える人も多いだろう。
会員ページを検証
会員ページに移行してみると、さらにシンプルなデザインとなっていた。ほぼ白とグリーンしか使用しておらず、手抜き感満載のサイトである。
コンテンツもありきたりなプラン一覧や的中実績、ポイント追加のみとなり、SIX BOAT独自のコンテンツは用意されていない。初心者にもおすすめできるサイトだと謳っていたが、これでは競艇の楽しさを味わうことは到底難しいだろう。
使用されている画像も何の変哲もない競艇選手の画像のみ。シンプル過ぎて、プランを購入するにもテンションがまったく上がらない予想サイトだ。
悪徳グループとの繋がりも濃厚なため、既に他の予想サイトを立ち上げた運営が簡易的に作ったサイトと見て間違いないだろう。
SIX BOATの提供プランを検証
SIX BOATで提供されている有料プランは全部で7種類。初回で貰えるポイントで試せるのは「ミニマムONE」という80ptのお試しプランのみ。最高プランは5,000ptの課金が必要となる。
ここでも悪徳予想サイトによく見られる共通点を発見。最安値のプラン以外は、すべて提供数や点数、投資金額が一緒なのだ。
サイト自体にオリジナル性がなくても、せめて有料プランには力を入れてほしかったところである。これでは160ptのプランで提供される情報は、相当質の低い予想であるに違いない。
各プランの説明もこれといった特徴がない中で、一体誰が5,000ptも使用するプランを購入するのだろうか?謎は深まるばかりだ。
SIX BOATの登録方法
SIX BOATに登録するには、サイトの上部と下部に用意されている登録フォームに希望のアドレスを入力するだけだ。希望のアドレスを入力したら、そのまま「無料会員登録」ボタンをクリックしよう。
折り返し本登録へのURLが記載された案内メールが届く。本登録へのURLをクリックすれば登録完了である。
既に悪徳予想サイトとして認定されている「競艇神風」と同グループだと思われるので、登録する際はYahooアドレスやGmailなどのフリーアドレスを利用しよう。ちなみにSIX BOATに登録した途端、迷惑メールが数件届いた。
大きな組織が運営している場合、競艇以外の関係ないサイトにもアドレスを横流しされる可能性が高い。
SIX BOATの登録特典
SIX BOATに登録すると100ptが自動で付与される。「1pt=1円」の計算なので、実質1万円分のポイントプレゼントだ。
他に用意されている特典は、無料情報とログインすることで貰えるポイント。ちなみにこのログインポイントの詳しい説明は以下の通り。
1日1回2pt貰えるのだが、1ヵ月ログインし続けても60ptにしかならない。有効期限が30日なので特典のポイントを使用するには課金必須と考えよう。
会員登録するとLINEの友達追加でさらに30pt貰えると書いてあるが、たったの30ptで大切な個人情報を流出させないよう十分に注意してほしいところ。クリックしても友達追加するメリットはどこにも記載されていない。
SIX BOATの無料予想を検証
SIX BOATでは定休日の日曜日以外、毎日無料予想を公開している。無料情報を提供する「プロトタイプ」は、高配当狙いではなく低配当を狙い撃ちするプランとなっているらしい。
無料予想では的中を実感できるだけで十分だ。手堅く的中する実感を体験できると謳っている無料予想について、早速その実力を検証していこう。
7月16日の無料予想
SIX BOATで7月16日に公開された買い目は以下の通りとなる。
SIX BOATで提供された買い目に対して7月16日に実際に行われたレースがこちら。このレースの直前情報も併せてご覧いただこう。
5点すべてA1級選手の1号艇を軸にしており、高配当は狙っていない。全体的に確実な的中を狙いにいっているようだが、一応穴狙いとして6号艇を組み込んでいるようだ。
続いてこのレースのオッズについても見ていこう。
このレースのオッズは一番低いところで8.3倍、最大では28.7倍だ。説明書きでいっていた通り、手堅い予想でとにかく的中する実感を体験させてくれる情報を提供しているのだろう。
点数は1点2,000円なので、5点で10,000円。的中すれば16,600円から最大57,400円の払い戻しが期待できる。推奨投資金額が1点2,000円なだけに、6号艇が絡んでくればなかなかの配当金が望めそうだ。
本当に的中を実感できるのか?結果はご覧の通り。
直前情報を見れば素人でも1号艇を軸にするのは当然だ。結果を見てみれば肝心な2着と3着はまったくレース展開を読み取れていない。
的中する実感を味わえるのはいつの日になるのだろうか?
SIX BOATの的中実績を検証
SIX BOATでは優秀な成績ばかりを的中実績として載せている。掲載されている約10日間の的中実績では1日も外した日がないようだが、こんなにも毎日的中させられるのか?
過去のデータは消されているがサイトが始まった当初に捏造と見られる的中実績を発見した。疑わしい部分が多い的中実績について早速検証していこう。
的中実績の整合性
SIX BOATの会員ページでも10日より前のデータは閲覧できないが、サイト当初は一番古いもので「2020年10月9日」の的中実績を載せていた。この結果から考えて、SIX BOATが実際に運営を始めたのは10月9日以前となるだろう。
SIX BOATを高く評価している検証ブログをチェックしてみると、ほとんどのサイトが新しい期待の予想サイトとして「2020年10月15日」か「2020年10月16日」の予想を検証している。本当に10月9日に素晴らしい結果を残しているなら、この的中実績を見逃すはずがない。
的中実績と検証ブログが矛盾している点を見ても、当初から的中実績を捏造していた可能性は極めて高いだろう。
SIX BOATのお客様の声を検証
SIX BOATのトップページを開くと早々にもたくさんの「感謝の声」が載せられていた。会員にもなっていない時点で8個も感謝の声を見せられることになるので、初めから恩着せがましくも感じる。
不思議なことに会員になると、この感謝の声は閲覧できない。謎も多いSIX BOATの感謝の声について早速検証してみよう。
サイト立ち上げ以前に投稿された感謝の声
会員になると感謝の声は閲覧できなくなるので、非会員ページの感謝の声を詳しく見ていこう。その中に「SIX BOATを利用して3ヶ月になる」という声が見つかった。
感謝の声の一番下には「2020年1月~6月の声」と書かれている。
よく思い出してみてほしいのだが、SIX BOATがドメインを取得したのは「2020年8月21日」だ。サイト自体始まっていないので、先行体験者はどこから集まったのだろうか?
「最近勝っている友人にこのサイトを利用していると聞いた」「ネットで調べてたどり着いたのがSIX BOAT」など、先行体験者とは思えない感想が並んでいる。捏造するならもう少しつじつまを合わせる必要があるだろう。
まとめ
SIX BOATをくまなく検証してきたが、非会員ページから堂々と運営歴を捏造していることが分かった。競艇神風とIPアドレスが限りなく一致している点から見ても、悪徳グループが運営している可能性が極めて高い。捏造された感謝の声など信用せずに、実際に使用したユーザーが高く評価している予想サイトを選ぼう。