ユーザーを煽るような文章でボートレースを「競艇国家」と呼んでいるのが、古い帝国をモチーフに作られている『最競艇国』だ。人を見下しているような文章が目立つが、それだけ予想に自信を持っているのだろうか?斬新なデザインが特徴の最競艇国について、早速詳しく検証していこう。
最競艇国は悪質な予想サイトか?サイトを徹底検証
最競艇国は「2022年7月22日」にドメインを取得している比較的新しい予想サイトだ。開設して間もないにもかかわらず、既にコロコロとサイト情報を変更している。
わずか3ヵ月程度の間に新宿区と豊島区の住所を行ったり来たりしており、まったく固定されていない。ちなみに現在の新宿区の住所には「パークタワー」というビルが建っており、階数や部屋番号を記載できないのは
バーチャルオフィスかレンタルオフィスを利用しているからなのだろう。
さらにIPアドレスを調べてみると、既に悪徳予想サイトと認定されている「船国無双」と完全一致している。他にも競艇ライナーや競艇チャンピオンなど数々の悪徳予想サイトと部分一致しているため、かなり大きな組織が新しく立ち上げたサイトとみて間違いないようだ。
運営会社も「株式会社Arks」から「最競艇国運営事務局」に変更しており、悪徳予想サイトとの繋がりを必死に隠そうとしているのだろう。
最競艇国のトップページを検証
最競艇国は古い帝国をモチーフに作られている。こだわりを持って作られているようにも見えるが、中身はどのような内容が書かれているのだろうか?
ここで検証していくのは、以下の5つのポイントだ。
検証ポイント
・非会員ページ
・会員ページ
・最競艇国の提供プラン
・最競艇国の登録方法
・最競艇国の登録特典
不安を煽るような言葉が非常に気になる。最競艇国の自信はどこからきているのか、早速トップページについて検証していこう。
非会員ページを検証
最競艇国のトップページを開くと、競艇とはほど遠い鎧をまとった戦士の画像が目に飛び込んでくる。あまりにもボートレースの要素が感じられないため、競艇予想サイトと思わない人も多いのではないだろうか?
この予想サイトのポイント
・ポイント1:競艇予想サイトに見えない
・ポイント2:不安を煽るような文言が目立つ
・ポイント3:失礼な言葉が多く不快に感じる
・ポイント4:凝っているのはデザインだけである
下にスクロールしていくと、不安を煽るような文章が並んでいた。「世界中でまん延する感染症」や「上がる税金と物価」など、競艇予想サイトにしては内容が重たい。
結局は競艇が稼げることをいいたいのだろうが、それにしては「貧民」や「大した資産もない初心者」など、失礼な言葉が目立つ。これだけ偉そうな口を叩きながら、情報を提供してくれるのは謎の「艇国騎士団」である。
凝っているのはデザインだけで、まったく内容がない仕上がりだ。
会員ページを検証
会員ページに移行しても競艇のイメージはまったく浮かんでこなかった。相変わらず昔の帝国を感じさせるようなデザイン構成で、少し不気味にも感じる。
トップページには有料プランへのリンクが並んでおり、用意されているコンテンツを見てもこれといった特徴は見られない。予想の質が低ければ何の魅力もないサイトなので、さっさと退会してしまう人も少なくないだろう。
あまりにもつまらないサイトなので、有料プランの一部を覗いてみた。「上位騎士」や「国民皆平等」などサイト全体のイメージにこだわりは持っているようだが、読みにくい上に堅苦しく感じる。
帝国というイメージにこだわり過ぎて、中身は完全に手抜きしてしまったのだろうか?
最競艇国の提供プランを検証
最競艇国が提供している有料プランは全部で10種類。60ptで試せるお試しプランから不定期開催の3,000ptのプランまで、提供数や推奨投資金額に一切変わりがない。
単に目標金額とポイント数が異なるだけなので、高額プランもさほど期待はできないだろう。なんといっても分かりにくいのが、それぞれに付けられたプランの名前だ。
歴史に詳しい人なら少しは理解できるのかもしれない。ただ、多くの人たちはこのプラン名を見ても意味不明である。
実際に利用するユーザーが覚えにくいプラン名を付けるのは、運営の自己満足に過ぎないのではないだろうか?詳細を見ても人物の紹介が書いてあるだけなので、目標金額のみで選ぶしかないだろう。
最競艇国の登録方法
最競艇国に登録するには、サイトの上部と下部に用意されている登録フォームに希望のアドレスを入力しよう。アドレスを入力したら「入国する」ボタンをクリックすると、折り返し本登録へのURLが記載された案内メールが届く。
案内メールの中にあるURLをクリックすれば登録完了だ。登録方法は簡単だが、使用するアドレスには十分注意してほしい。
最競艇国は既に悪徳予想サイトと認定されている「船国無双」とIPアドレスが完全一致している。悪徳グループが新しく立ち上げたサイトと考えられるので、登録する際にはYahooメールやGmailなどのフリーアドレスを利用しよう。
情報の横流しを未然に防ぎ、安心してサイトを利用してほしい。
最競艇国の登録特典
最競艇国に登録すると、自動的に「100pt」が付与される。「1pt=100円」の計算なので、実質10,000円分のポイントプレゼントだ。
提供されている有料プランの中には60ptで試せるお試しプランが用意されているので、貰ったポイントで有料プランの実力を試してみよう。100ptの付与以外には、特にこれといって特典となるようなものは用意されていない。
365日無料予想を提供しているが、実際に的中しなければ本当の特典とはいえないだろう。特典から見ても独自性のない、ありきたりな予想サイトだ。
ポイントプレゼントは「今なら」と表示されているが、急ぐ必要などまったくない。いつ登録しても100ptは必ず貰える。
最競艇国の無料予想を検証
最競艇国では毎日11時から3連単の無料で公開している。有料情報に比べると的中率や回収率は見劣りするようだが、とにかく的中する実感を体感させてくれるようだ。
無料予想なら高配当は望めなくても、的中する喜びを実感できればそれでかまわない。早速実際に買い目を購入して、最競艇国の無料予想を検証していこう。
9月1日の無料予想
9月1日に公開された最競艇国の買い目は以下の通りだ。
最競艇国で提供された9月1日のレースがこちら。このレースの直前情報も一緒に確認していこう。
A2級選手を軸に選んでおり、実力が勝るレース展開になることを予想しているようだ。高配当よりも確実な的中を重視しているため、穴狙いの予想は提供していない。
では次にこのレースのオッズについてもチェックしていこう。
このレースのオッズは一番低いところで10.2倍、最大では37.3倍だ。高配当は期待できないが、とにかく的中する喜びを実感できればサイトの信頼にも繋がる。
点数も1点1,000円なので、8点で8,000円。的中すれば10,500円から最大37,300円の払い戻しが期待できるため、決してマイナスにはならない。
実際に買い目を購入していざ勝負!結果はご覧の通り。
トップページに書かれていた「情報の正確性」という言葉がふと頭に浮かんだ。これが本当に正確性を判断した自信の予想だったのだろうか?
情報を提供しているプロを集めた艇国騎士団とは、間違った情報を提供する無能な集団なのかもしれない。いずれにしても無料予想で「的中する喜び」を実感することはできなかった。
11月15日の無料予想
検証2回目となる11月15日に公開された最競艇国の買い目は以下となる。
最競艇国で提供された11月15日のレースがこちら。このレースの直前情報も一緒に確認していこう。
1号艇から3号艇を軸に選んでおり、基本的にはインコースが逃げ切るレース展開になると予想している。A1・A2選手の2号艇や3号艇よりも1号艇に注目しているようだ。堅実予想を提供しているため、穴狙いの買い目は公開されていない。
次にこのレースのオッズについて見てみよう。
このレースのオッズは一番低いところで8.8倍、最大では28.6倍だ。点数を絞っているため、一番低いオッズでもマイナスにはならない。
点数は1点1,000円なので、8点で8,000円。的中すれば8,800円から最大28,600円の払い戻しが期待できる。高配当は望めないが、無料予想で確実な的中が体感できればそれで満足といえるだろう。
自信の予想は的中するのか?結果はご覧の通り。
インコース有利な展開よりも実力が上回る結果となってしまった。1号艇が逃げ切る「鉄板レース」と読んでいたなら、完全にレース選びを読み間違っている。
2回に渡って無料予想を検証してきたが、艇国騎士団の中にプロの予想師は入っていないようだ。トップページで宣言していた「情報の正確性」を一から学び直した方がよいだろう。
最競艇国の的中実績を検証
最競艇国の会員ページになると「的中実績」のコンテンツが閲覧できるようになる。毎日のようにほとんどのプランが的中しており、目標金額を上回る優秀な成績を出しているようだ。
信憑性のない的中実績に見えるが、これらの優秀な成績たちは本物の実績なのだろうか?早速、最競艇国の的中実績について詳しく検証していこう。
的中実績の整合性
最競艇国の的中実績を覗いてみると、直近5日分の的中実績が載せられていた。悪徳予想サイトの多くが、過去の的中実績を削除している。過去のデータを見られると何かまずいことでもあるのだろうか?
レース名やプラン名の他に目標金額も書かれているが、どのプランも目標金額を上回っていることをアピールしたいのだろう。肝心の提供した買い目やオッズなどの情報は一切書かれていない。
レース名と獲得金額だけであれば、誰でも簡単に捏造できるだろう。本当に情報を提供しているなら、レースの詳細や買い目を公表できるはずだ。
過去のデータを早々と消去し、必要最低限の情報のみしか記載できないのは、捏造しているからだと考えて間違いない。
まとめ
最競艇国をくまなく検証してきたが、悪徳グループサイトとIPが完全一致する組織の仲間であることが分かった。既に悪徳予想サイトと認定されているグループが運営しているため、最競艇国も悪徳予想サイトである可能性が極めて高い。予想サイトを利用するなら、悪徳グループとは関連性のない優良サイトを探してみよう。