悪評が絶えない予想サイトと同じグループの可能性が高いと言われているのが『マジックボート』だ。提供する予想はどれも素人以下だと噂されているが、実態はどのようなものなのか?最強の予想師軍団と謳っているだけに結果が非常に気になる。早速無料予想の結果も含めて検証していこう。
マジックボートは悪質予想サイトか?サイトを徹底検証
マジックボートは、2020年10月21日にドメインを取得している。マジックボートが表記している住所を調べてみると、悪徳予想サイトに必ずといってよいほど見られるレンタルオフィスであった。
もちろん、レンタルオフィスではそこに運営事務局が存在している実態を明らかにすることはできない。オフィスの部屋階数まで記載すれば真実味があるだろうと思ったのだろうが、部屋番号まで表記できないのなら同じことが言えるだろう。
続いてIPアドレスをチェックしてみたが、何と9種類もの予想サイトと類似していることが発覚。その中でもマジックボートは比較的新しいサイトであるため、過去に複数のサイトで儲かったことから味をしめたのではないだろうか?
同グループと思われるサイトには既に悪徳予想サイトとして認定されるものも多いので、マジックボートも悪徳予想サイトである可能性は高いだろう。送られてくるメールの末尾も同グループのサイトとそっくりだ。
マジックボートのトップページを検証
マジックボートはAI分析をモチーフにしているため、近代的なイメージを漂わせるサイト作りだ。それが逆に仇となっており、サイトが重たくて仕方がない。
サイトを利用する上では使いやすさが重要となってくるが、非会員と会員ページではどのような違いがあるのだろうか?それぞれのページを見比べながら、早速検証を行ってみよう。
非会員ページを検証
マジックボートはとにかく独自のAI分析を自慢に掲げているので、全体的に凝った作りとなっている。一見すると競艇予想サイトとはイメージできない近未来的なデザインだ。
コンピューターから分析しているようなイメージを抱かせるが、この仕掛けがサイトを重たくしている原因だろう。PCで閲覧するとかなり重たくなるので、閲覧するならスマホを利用した方がよい。
この予想サイトのポイント
・ポイント1:競艇予想サイトとはイメージできない作り
・ポイント2:サイト全体が重い
・ポイント3:他サイトの批判が多い
・ポイント4:理解が難しいAI分析の説明がダラダラと並んでいる
中央には読むのも疲れてしまうようなAI分析について、ダラダラと長い説明が続く。他予想サイトの批判も多く、決して好印象は持てない内容だ。
サイト下部には悪徳予想サイトに多い「お客様の声」が並んでいる。言うまでもなくサイトを褒める言葉ばかりが並んでいるので、参考にする必要はないだろう。
会員ページを検証
会員ページも同じように近未来をイメージさせる作りだが、長々としたAI分析を説明する文章がカットされているだけに非会員ページよりは見やすい。必要最低限のコンテンツのみが表記されているシンプル設計だ。
上部では有料プランを説明しているが、下に進んでいくと早速「ポイントの購入」ページに誘導している。一刻も早く会員にはポイントを購入してほしい気持ちが強いのだろう。
さらに下に進んでいくと、再び「会員様のご感想」が登場。非会員ページと同じ内容なので、既に読んでいる人にとってはくどい。
会員のことを一番に考えて予想に自信を持っているのなら、無料予想をトップページに持ってくるべきではないだろうか?
マジックボートの提供プランを検証
マジックボートが提供する有料プランは全部で8種類。中でも一押しが「初回限定コロガシ」のプランだ。
登録してから3日間のみ有効なプランとなり、合言葉を送ることで参加可能となる。初回限定で不的中の場合は全額ポイントが返還されるプランだが、登録時に貰えるポイントだけでは参加できない。
登録すると3日間はこのプランを薦めてくるメールが頻繁に届くので、騙されないように注意しよう。マジックボートの実績を確かめるなら、無料予想か100pt以内で試せる「お試し1R」のプランで十分。
「コロガシAI予想」と「コロガシ予想師」では、参加ポイントに大きな差がある。つまり人間の予想は、ポンコツだと言っているようなものだ。
マジックボートの登録方法
マジックボートへの登録方法は至って簡単。各所に現れる「無料会員登録はこちら」の部分にアドレスを入力すれば、登録完了だ。
ここで事件発生!送られてきたパスワードを入れても会員ページにアクセスできない。
そもそもログインする際にIDとパスワードを求めるのではなく、アドレスとパスワードを求めてくる。悪徳予想サイトによくある手口なのだが、SNSアカウントで登録した場合にアドレスも抜き取る功名な手口だ。
マジックボートを利用する度に入り直さなければいけないが、ここはSNSアカウントで登録する方が無難だろう。メールアドレスを入力する場合は、フリーアドレスを利用した方が賢明と言えるかもしれない。
マジックボートの登録特典
マジックボートに登録すると初回の登録特典として、1万円分の100ptが付与される。有料プランの「お試し1R」というプランが50ptで利用できるので、実質この有料プランが2回利用可能だ。
他の特典としてマジックボート専用の「カスタマーサクセス」を1名配属してくれるらしい。ご丁寧に新規登録者が定員に達し次第サービスは終了と謳っているが、何も焦る必要はないので落ち着いて確認してみよう。
下部に載っているお客様の声には、担当者に感謝している声が多く見られるのだ。つまり期間限定ではなく、登録すれば必ず専任担当者からメールが届くシステム。
「期間限定」を多く匂わすサイトは、悪徳予想サイトの可能性が非常に高い。
マジックボートの無料予想を検証
マジックボートが提供する無料予想に参加するためには、LINEの友だち追加が必要だ。何としてでもLINE登録させたいようなので、ここは我慢して友だち登録しておこう。
想定投資金額15,000円に対して、平均配当金額は20,750円。果たして無料予想は的中するのか?
予想通りに賭けてみた結果を早速ご覧いただこう。
6月9日の無料予想
6月9日に提供されたマジックボートの買い目がこちら。
買い目に対して実際に行われた6月9日のレースは以下の通り。このレースの直前情報も併せてご覧いただこう。
すべてA2級選手の1号艇を軸にしているので大きく外すことはないはずだ。穴狙いはせず確実に当たりを意識した予想を提供していることが分かる。
次にこのレースのオッズを確認してみよう。
このレースでの買い目に対するオッズは一番低いところで6.5倍、最大では34.6倍。マジックボートでは1点1,000円と決まっているわけではないので、一番低いオッズには6,000円の推奨投資金額が設定されている。
つまり、的中すれば22,000円から最大48,000円の払い戻しとなるため、低いオッズでも投資金以上の回収率となる計算だ。そこらへんはきちんと考えて予想されているようなので、後は結果さえ出せれば信頼に繋がるのだが…
レース結果はご覧の通りとなってしまった。
1番人気の1号艇を軸に考えるのは、当たり前の予想と言えるだろう。自慢のAI予想は6号艇が組み込んでくることを分析できなかったのだろうか?
他とは違った「最強の予想師軍団」は、ただただ無難な予想を提供しただけだった。
マジックボートの的中実績を検証
悪徳予想サイトの多くが、過去の的中実績を早々と消してしまう傾向がある。本物の優良サイトであれば、堂々と過去の実績を残しておいても良いだろう。
マジックボートの的中実績は、果たしてどこまで残されているだろうか?リアルタイムで残されている的中実績を元に検証を行ってみたので、早速ご覧いただきたい。
的中実績の整合性
的中実績のページに移動してみると、素晴らしい成績ばかりが公開されていた。これは悪徳予想サイトでよく見られる光景だが、過去の的中実績が残っていればまだ希望は持てる。
下までスクロールしていくと、2週間前の的中実績までで終了。2020年から運営しているマジックボートの的中実績は、ほとんどが闇に消えてしまったらしい。
これでは的中実績を捏造して更新していると思われても仕方がないだろう。本当の結果を知っているのは、実際にプランを購入したユーザーだけなのだから。
直近2週間分の優秀な実績を見せられても、真実味は一切感じない。優良予想サイトと名乗りたいなら、ぜひ過去の的中実績も公開してほしいものだ。
マジックボートのお客様の声を検証
マジックボートのトップページには、非会員・会員ともに「お客様の声」が載せられている。どちらも同じ人物で5人からの投稿のみだ。
サイトを褒める内容ばかりで文章も非常に似ているが、このお客様の声は本物なのだろうか?5人から投稿されたというお客様の声をじっくり見比べながら、早速検証してみよう。
人気の割に少ない感謝の声
マジックボートに掲載されているお客様の声は、荒々しい男性をイメージさせるような口調が目立つ。内容は「人気が出過ぎて強い情報に参加できなかった」というもの。
人気が出過ぎている割には、お客様の声が5人以上増えることはない。実際このような荒々しい人物が、わざわざお問合せフォームに感謝の言葉を届けるだろうか?
すべて独り言のような文章なので、これをお問合せフォームから送信したのなら変わり者と扱われてもおかしくないはずだ。誤字脱字の多さはリアリティーを出すためのか、それとも運営側のミスなのか。
概ね5人分のお客様の声を捏造したところで、運営側が飽きて更新するのを止めてしまったといったところだろう。
まとめ
近未来をイメージさせるトップページに少しは期待したものの、中身を見てみるとやはりマジックボートは黒の可能性が非常に高かった。サイトのデザインを工夫してみても、運営が同じであれば中身はどうしても似てしまうのかもしれない。本物の的中率を実感したいのなら偽のAI予想に頼らず、優良サイトの情報を頼ってみよう。